少しでも緊張をほぐす方法や心構え
緊張することが好きですか?多くの人が緊張は嫌いだと言いそうですね。緊張のせいで上手く出来なかったり、お腹や胃が痛くなったり、動悸、息苦しさを感じたりすることもあります。
私は何かとすぐに緊張したり、不安になったり、体調を崩しがちです。他の人からすると「そんなことで?」と思われることでも緊張しているかもしれません。
例えば、人前で話すのはもちろん、上司に質問や報告に行く、社外の人との打ち合わせ、電話対応、ライブや観劇の前、久しぶりに友人に会うときですら緊張します。
緊張を感じるシチュエーションは人それぞれだと思いますが、その行動などを苦手だと思っていたり、不安に感じているからかもしれません。
そこで少しでも緊張を和らげる方法を書いていきたいと思います。
緊張は悪いことではない。
どうして緊張してしまうのかというと「防衛本能」でそこからすぐに逃げ出せるように自律神経の交感神経を高めて、心臓を活発に動かしたりして準備をしているのです。
多少の緊張がある方が集中力が上がって良い仕事が出来たなんていうこともあり、緊張自体は悪いものではありません。おそらく、緊張しいの人は緊張することがいけないこと、悪いことと思ってしまい、ちょっと緊張を感じると不安になってさらに緊張する、過緊張になってしまっているのかもしれません。
まずは、緊張するのは当たり前のことで悪いことでも何でもないということを認識するだけでも変わってくるでしょう。
誰かを相手にする時なら「緊張しています」と伝えるのも良いかも。相手が居なくても「緊張する〜でも、いいや」っと言うだけでもちょっとましになるかもしれません。
楽しいことでも緊張する。
これは私の解釈ですが私の例で言うとライブや友達と会うことです。特に不安がなくて楽しいことなのにどうして緊張するのかなと思っていました。
楽しみのわくわく、ドキドキ、興奮が緊張している感覚と似てるので、悪いことだと思ってしまっているのかもしれませんね。ドキドキしている→しんどくなったらどうしようという感じ。
そして、理由付けとして「時間にちゃんと間に合うだろうか」とか「ちゃんと話ができるだろうか」とか勝手に不安を作り出しているような気がします。
もしくは「楽しまないといけない」とか変に気を使ってしまっているかもしれませんね。「自分はどう思われているのか」とか「変じゃないかな」とかを心配していたり…
大丈夫ですよ。自分が想像している心配事はほとんど起こりません。相手はぜんぜん違うことを考えていたりします。
こうなったら嬉しいなという方に意識を向けられると良いですね。
一度友達に私のイメージを聞いたことがあるのですが、自分と友達が思っているものが全然違っていました。そんな風に思っていたのかと驚きました。
人の気持ちはわからないし、変えることも出来ないので、その場の自分の気持ちを大切にしてください。楽しくなければ楽しくないで、それは合わなかっただけで別に悪いことじゃありません。誰を責めるわけでもありません。
何が不安なのかを書き出す。
受験や何かの試験、会議、プレゼンなど前もって準備をして大きなプレッシャーの中で行うことがあります。考えただけでもドキドキしますね。
この場合は直前に試験や会議に関することで今何を不安に思っているかをすべて書き出すだけで緊張が和らぐという実験結果があるそうです。
その不安が解決していなくても気持ちを書き出すだけで落ち着いてくるんですね。簡単にできそうです。
大きなイベントごとでなくても不安に感じて動けなくなったら何が不安なのかを書いても良いかもしれませんね。
自分より緊張している人を見る。
自分より緊張している人が居て、励ましたり、見ているだけでも不思議と自分は落ち着いて対応できていたなんて事、経験がある人が居るのではないでしょうか?
効果があるのですが、そういう人が居ない場合もあります。
緊張しているふりでも効果があるようで家族や友達かが不安がっているからほぐしてあげたいと思ったら自分が緊張しているふりをしてあげることでそれを見た相手が落ち着くというのです。
ですが不安がらせるようなことを言うのはダメですよ。そわそわしたりする感じをだすイメージでしょうか。
よく聞く、お母さんのほうが緊張していてなぜだか自分は大丈夫になってきたというやつですね。
味方を見つける。
大勢の人の前で話をする時、みんなが批判してくるんじゃないかと心配になったりするかもしれません。大人数の場合一定の割合で好意的に話を聞いてくれる人、普通の人、否定的な人というのが現れるそうです。
否定的な人を見てしまうと話がいけないのかとか余計な心配をしてしまうのでまず、好意的に話を聞いてくれている人を見つけてください。そして、その人に向けて話をするような感じで進めると気持ちが楽になるようです。
プレゼンや会議など人前で話す時は自分がどう見られているかとか失敗しないかとかを考えてしまいがちですが、どうやったら伝わるかを意識してみると良いかもしれません。

自分が自分への一番の味方になってあげるのもいいですよね。何があっても自分は味方だと。
間違っても、失敗しても良い。
緊張しがちな人って、完璧にしないといけないとか間違ってはいけない、ちゃんとしなきゃ!っという思いが強いのかなと思います。
間違ってもやり直せば良いのです。命にかかわることなどはやり直せないかもしれませんがたいていのことは大丈夫。その時は取り返しがつかないと思ってしまっても別の方法であとから取り返せることもあります。
失敗したらすべてが悪い方向に行くと思いがちですがそうでもありません。意外に良い方向にいったり、笑いが起こって場が和んだり、思いがけない助けが入ったりすることも。
焦らないということが大切ですね。
手の指と指を合わせる。
左手の指と右手の指、同じ指同士の腹をくっつけます。手のひらを合わせるの指だけバージョンです。そうすると自分の脈が感じられます。
最初は脈がわからないという人も居るようですが慣れれば脈がわかります。ギュッとつける方がわかりやすいかもしれません。ずっとギュッとしていなくても大丈夫です。
脈を感じることで落ち着いてきます。また、普段からリラックスしている時にこのポーズをしていると、緊張したときもこのポーズが合図になってでリラックス出来るということもあります。
何かに集中している間は緊張を感じることが出来ません。なので脈に集中するという効果もあります。
あえて緊張しようとしてみる。
緊張しようとしてみると意外と出来ませんね。意識的にやろうと思うとどうやってるのかわからないです。
気持ちが緊張している時は体も緊張して固くなっています。体をほぐすと心もほぐれるので、一度グッと体に力を入れてから力を抜くという方法が効果的です。
肩をすぼめる、拳を握る、腕を身体に引き寄せるように曲げるような感じで10秒くらい力を入れてから〜ふっと力を抜いてダラーっとしてみてください。
ふわっと軽くなりませんか?簡単なので力が入ってきたなと思ったらやってみてください。
お腹が痛くなったりするときは。
緊張やストレスでお腹が痛くなることもありますよね。下痢や便秘になることがあります。月に2回以上繰り返したり、排便すると症状が和らぐ場合は過敏性腸症候群の可能性もあります。
はっきりした原因はわからないそうですが腸内細菌の種類や食生活が影響してるようです。胃腸科や消化器科で診てもらって症状に合わせたお薬なんかもあるようです。
慣れれば大丈夫な場合も。
初めてすることってだいたい緊張しますよね。回数を重ねることで自然に行えるようになったりします。慣れたり、怖いことではないという記憶が増えることで平気になっていくそうです。
知らないということが恐怖になります。やってみて大丈夫だったという経験を増やすのが緊張を減らすことに繋がるのかもしれませんね。
ついつい避けてしまいますが場数を踏むというのはありですね。一気にハードルを上げなくても少しずつレベルアップしていけば良いと思います。
最後に

私は今は会社を辞めてフリーランスで仕事をしているのですが会社に居るときよりも取引先とのやりとりで緊張が減りました。それは、自分で全て決められる、自分に責任がある状態だということが関係しています。
1人でやっているので例えば営業でその時は仕事が取れなくても誰からも怒られません。仕事が増えないということはありますが次挑戦すれば良いのです。自分の価値観で出来るということは私にとってはとても楽です。
おそらく「何か言われる」というのがとてもストレスだったのかなと思います。同じ行為でも状況によって緊張したりしなかったりするので原因は自分の思っている事と別の所にある場合もあるということです。
もし、誰かを雇って従業員の責任も背負うとなれば別の緊張が出てくるかもしれません。
自分が何を気にしているのかなということに目を向けてみてもよいですね。その時も責めたりせず、そんなことを思っていたのかと認識するだけでもよいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
